こんにちは、教室長の小島です。
今日は「運動が苦手な子どもさん」に向けて、
“見る力”と“脳のつながり”という2つの視点から
家庭でできる実践アプローチをご紹介します。
前編では「体幹を育てるあそび」を紹介しましたが、
今回はもっと“見えにくい力”の部分に注目します。
運動が苦手な子に多いのが
「見る力(視覚機能)」の課題です。
視線がズレやすかったり、
動いているものが追えないことで、
こんな困りごとが出てきます。
・ボールをキャッチできない
・タイミングが合わず転びやすい
・空間認知が弱くぶつかりやすい
そんな子どもさんに効果的なのが、
家庭でできる「ビジョントレーニング」です。
家庭でできる
ビジョントレーニング3選
① ハンカチキャッチ
ハンカチやティッシュをふわっと上に投げて、
目で追って手でキャッチ!
視線の追従と反応力が身につきます。
② ビジョンジャンケン
左右にジャンプしながらジャンケン。
視線移動+体の協応運動が同時に鍛えられます。
③ 数字ビンゴ
壁に貼った数字を、ママの指示通りに
「目だけで」順番に追っていくあそび。
視線のスキャン力と集中力アップに◎
ぎこちない動きには
「クロスタッチ」で脳をつなぐ!
左右の手足を交差させて動かすことで、
脳の右と左のつながり=脳梁を活性化させます。
これは「考えながら体を動かす」力に
とても大切な土台なんです。
やり方は簡単!
・右手で左ひざ、左手で右ひざを交互にタッチ
・寝転がって左右交互に手足を動かす虫さんポーズも効果的
リズムに合わせると、より楽しく続けられます。
(実践例のご紹介)
年中さんの女の子。
最初はボールが全く取れなかったけれど、
ハンカチキャッチとクロスタッチを
毎日3分ずつ続けてみたら…
2週間で「ボールが見えるようになってきた!」と変化。
ママも驚いて、今では兄弟で一緒に取り組んでいます。
おうちで続ける3つのコツ
・毎日じゃなくてもOK!週3回でも十分
・テレビ前、お風呂あがりなどに習慣化
・「できた!」をカレンダーやシールで見える化
運動が苦手な子どもさんは、
“見る力”や“脳の連携”に課題があるケースもあります。
でも特別なトレーニングじゃなくても、
家庭でのちょっとした“遊び”で十分変われます。
まずは今日、
スカーフ1枚からはじめてみてください。
きっと「できた!」が増えていきます。
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