子どもの感覚過敏は
わがままでも
甘えでもなくて
体の守り方が
強めに出ている
だけのことが
よくあります。

世田谷区や渋谷区でも
相談が増えています。
家では平気なのに
園や学校で崩れる。
逆もあります。
このズレが
親をいちばん困らせます。

1 感覚過敏は何が起きている

感覚は
危険を避けるための
センサーです。
その感度が高いと
音や光や触れ方が
強く入りすぎて
脳と体が先に守ろうとします。

だから起きるのは
泣く
怒る
固まる
逃げる
耳をふさぐ
服を嫌がる
食感を嫌がる
みたいな反応です。

2 親がまず知っておくと楽になるポイント

ポイントは3つです。

1つ目
本人は困っている。
我慢が下手ではなく
刺激が強い。

2つ目
疲れがたまると悪化する。
寝不足
予定変更
人が多い日。
こういう日は
反応が出やすいです。

3つ目
環境で変わる。
家では平気でも
教室の照明や音
におい
距離感で変わります。

3 家でできる対応 まずはこれだけ

今日からできる
順番にします。

1 スイッチオフを先に作る
帰宅後にいきなり
質問攻めにしない。
まず水分
静かな場所
明かりを落とす。

2 体の感覚を落ち着かせる
押す
包む
ゆっくり動く。
この3つは
落ち着きやすいです。
例
クッションを抱える
毛布でくるむ
壁押しを10回。

3 先に予告する
今からドライヤーする
次はお風呂
そのあとご飯。
順番が見えると
反応が減る子が多いです。

4 見落とされやすい 目の使い方の影響

感覚過敏の背景に
目の使い方が関わる子もいます。

固視が安定しないと
情報がブレやすく
無意識に疲れます。

空間の把握が苦手だと
人との距離が近い場面で
急にしんどくなる。
光がまぶしい場所で
集中が切れる。
こういう形で出ます。

フィジパでは
ビジョントレーニングも含めて
体の土台から整える視点で
サポートしています。

5 受診の目安

次が続く場合は
小児科などで相談も選択肢です。

・睡眠が大きく崩れる
・園や学校に行けない日が続く
・食事が極端に難しい
・本人のつらさが強い

この記事は一般的な情報です。
不安が強い場合は
医療や専門機関にも相談してください。

6 まずはチェックで整理する

いちばん大事なのは
親の頭の中を整理することです。
何が苦手で
何なら大丈夫か。
ここが見えると
対応が一気に楽になります。

感覚過敏チェックは
こちらです。

https://trustball-ap.com/feelings_check_sheat.html

チェック結果を見ながら
家庭での工夫と
教室でできることを
一緒に整理していきましょう。