子どもを責めたくない。
無理をさせたくない。
気持ちを最優先したい。
この考え方は自然です。
ただ、優しさだけが続くと、
日常の軸が見えにくくなる場面があります。
私は現場で
ゆる守り子育て
と呼んでいます。
1. ゆる守り子育てで起きやすいこと
ゆる守り子育ては、
衝突を避け、受け止め、
子どもの選択を尊重する関わり方です。
信頼関係の土台になります。
ただ、これだけが中心になると、
次のような困りごとが重なりやすくなります。
- 生活リズムが崩れやすい
- 切り替えが苦手になりやすい
- 体を使う機会が減りやすい
- 行動のきっかけが作りにくい
- スマホやゲーム時間が伸びやすい
これは甘えではありません。
安心の中で
行動の足場が薄くなることがあります。
2. 脳は安心だけでは切り替わりにくい
脳は、安心だけでなく、
時間の区切りや役割、
予測できる流れがあると動きやすいです。
予定が見えない日が続くと、
行動を起こすスイッチが入りにくくなります。
ここで必要なのは、
厳しさではなく枠組みです。
優しさに
少しだけ軸を添える。
これが現実的な落としどころになります。
3. ビジョントレーニング視点で見える土台
フィジカルパークでは、
ビジョントレーニングを
目と体の連動として捉えます。
例えば、
固視が安定すると
話を聞く姿勢が保ちやすくなります。
サッカードが使えると
見る場所を切り替えやすくなります。
目と手の協応が育つと
動作の始まりが早くなることがあります。
体を動かす経験が減ると、
目で捉える情報量も減り、
行動を組み立てにくくなる場面があります。
だからこそ、
家の中でも
小さく体を使う流れが大切です。
4. 運動教室の現場でよくある実例
例えば、教室でよくあるのが
最初の一歩が出ない子です。
やりたくない、様子見、動けない。
ここで無理に引っ張りません。
代わりに、流れは崩しません。
例として、こんな枠組みを固定します。
- 始まりと終わりを決める
- 順番を見える形にする
- できた所だけ言葉にする
- 次の一手を小さくする
この枠があると、
子どもは安心しながらも
自分で動き出しやすくなります。
優しさと軸が両立すると、
回復が進む場面をよく見ます。
5. 遊具点検の視点で言えること
遊具点検では、
安全とは動けないことではありません。
動ける設計があり、
途中で止まれて、
戻ってこられることが安全です。
子育ても同じです。
守りながら、動ける構造を作る。
放任でも強制でもなく、
支えのある日常を整える。
それが長い目で見て効きます。
6. 家でできる、軸を添える実践
今日からできることを
3つに絞ります。
実践1 時間を区切る
5分だけ。10分だけ。
先に終わりを決めます。
だらだらを防ぐより、
切り替えを練習する意図です。
実践2 体を使う合図を作る
1日1回で十分です。
立つ、運ぶ、またぐ。
小さな動きでOKです。
脳の切り替えは
体から入りやすいです。
実践3 見るを増やす
探す、見つける、指さす。
固視とサッカードを
遊びに混ぜます。
目の使い方が整うと、
行動の始まりが楽になることがあります。
7. 小学校受験の行動観察、指示行動にもつながる
世田谷区や渋谷区で
小学校受験を見据えるご家庭では、
行動観察や指示行動が
話題になりやすいです。
実は、ここで大切なのも
優しさと軸のバランスです。
流れが見える子は、
指示を受け取りやすく、
次の行動に移りやすいです。
8. まとめ
ゆる守り子育ては、
間違いではありません。
ただ、優しさだけが続くと、
日常の軸が薄くなることがあります。
厳しくするのではなく、
時間、体、目、役割を
少し添える。
それだけで、
子どもは自分のペースで
動き出しやすくなります。

体験レッスンのご案内
家では難しい所だけ、
現場で一緒に整えることもできます。
体験レッスンはこちらです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/hh5gh








