子どもさんに「自信を持ってほしい」
「好きなことを見つけて、伸びてほしい」
そう願うのは、どの親御さんも同じです。
運動指導を通じて自己肯定感が育ちにくい
子どもさんと出会う機会が増えています。
それは「やる気がない」のではなく、
心の土台=自尊心が育ちにくい関わり方が
影響していることも多いのです。
「がんばるママ」ほど気づきにくい、“過干渉”の影
私は世田谷区で0歳からの個別運動教室を中心に
多くの親子と接してきています。
その中で感じるのは、愛情深いママほど
「正しさ」や「失敗させたくない」
という思いが強くなる傾向があるということ。
でもそれが逆に…
・「自分でやってみたい」が育たない
・指示がないと動けなくなる
・「どうせうまくいかない」と挑戦を避ける
こうした“自信の芽”を摘む結果につながることも。
「過干渉は自立心の育成を妨げ、
消極性や不安を強める要因となる」
という言葉もあります。
⭐︎自尊心が育たない子どもさんの共通点
私たちの運動教室でも、以下のような特徴を持つ
子どもさんは身体より“心”にアプローチすることが
重要になります。
・間違うことを極端に怖がる
・失敗するとすぐやめたがる
・自分の意見を言えず、まわりを気にする
これらは、「怒られたくない」「失望されたくない」
という気持ちの裏返しです。
つまり、“自己否定感”が強く、
自尊心が削られているサインといえるのです。
⭐︎運動指導の現場で感じた「親の関わり方」の大切さ
私は単なる体操指導ではなく、
発達支援・ビジョントレーニングを通して、
“動き”と“心”の発達をトータルで見ています。
だからこそ、家庭での関わり方が子どもさんの
パフォーマンスに大きな影響を与えると確信しています。
たとえば——
【NG関わりと結果】
「ダメでしょ!」と注意ばかり → 萎縮して動けなくなる
成功ばかり求める → 挑戦しなくなる
先回りして手を出す → 自信が育たない
こういった状態では、
どんなに良い教材やトレーニングをしても伸び悩んでしまいます。
⭐︎自尊心を育てる“声かけ”3選
では、具体的にどう関われば良いのでしょうか?
以下のような言葉がけを、
運動指導の現場でも意識的に使っています。
1.「自分でやってみる?」
“信じてもらえてる”という体験が、自信の土台をつくります。
2.「失敗してもOKだよ」
挑戦する力・あきらめない力が自然と湧いてきます。
3.「どっちがいい?」と選ばせる
“自分で決めた”という経験が、自立の第一歩になります。
「自尊心は、愛情・受容・成功体験から育つ」
⭐︎子どもの未来を信じる関わりを
「家では全然やる気が出ない」
「どうせムリって言う」
そんな子どもさんが、
運動を通して少しずつ“自信”を取り戻す姿があります。
その根っこには、
「信じてくれている」「待ってくれる」
という関わりの変化が必ずあるのです。
自尊心は、一朝一夕では育ちません。
でもママの「待つ姿勢」「肯定の言葉」で、
じわじわと育っていきます。
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