水が怖い子のための克服対策3選 ~家でもできる!楽しい“水慣れ”サポート術~

はじめに:その“怖い”には理由がある

「水を怖がってプールに入れない…」
「顔に水がかかるだけで泣いちゃう」
そんな悩み、ありませんか?

実はこれ、“甘え”でも“性格”でもなく、
感覚の未発達や不安の強さが
関係していることが多いんです。

教室でも毎年、同じようなお悩みを持った
親御さんからの相談を受けます。
でも、ちょっとした工夫で“水って楽しいかも!
に変わること、本当にたくさんあります。

今日はそんな“水が怖い”子のために、
家でもできる克服対策3つをご紹介します!

対策①:まずは「洗面器」で“水と仲良し”になる

▶ ポイント

お風呂場で洗面器に水を張って、
「手をつける」「手ですくう」「バシャバシャしてみる」など、
顔ではなく“手”から水に慣れる遊びをしてみましょう。

水面におもちゃを浮かべてすくうのもおすすめ。
感覚過敏がある子には、ぬるめの水+やさしい語りかけが効果的です。

対策②:タオルで“顔まわりの感覚”を育てる

▶ ポイント

「顔に水がかかるのが怖い」子には、
顔まわりの感覚に少しずつ慣らしていくステップが大切。

やり方は簡単。濡らしたタオルで
「ほっぺをポンポン」「おでこをなでなで」など、
遊び感覚で顔に触れる経験を増やしていきましょう。

“顔に水が触れても大丈夫”という記憶を
つくっていくことが目的です。

対策③:お風呂や庭で“シャワートンネルくぐり”

▶ ポイント

水の落ちてくる様子が怖い子には、
シャワーを「見える形」で体験することが有効です。

おすすめは、親が作る「シャワートンネル」。
シャワーを壁に当てて細く流し、
その“水のカーテン”を子どもがくぐってみる遊び。

無理に顔を濡らさず、まずは背中や
足元から水に触れる体験を重ねること。
「くぐれた!」「できた!」の小さな成功体験を重ねましょう。

大切なのは“少しずつ”と“安心感”

どの子にも共通しているのは、
「水=怖いもの」から「水=楽しいかも」
に切り替わる“きっかけ”が必要なこと。

急がず、焦らず、その子のペースで水との距離を
縮めていくことが結果的に早道になることも多いんです。

 

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