■ 「運動音痴」は遺伝じゃない?
「走るのが遅い」「ボールが苦手」
こうした運動の悩み、つい“センス”や
“遺伝”のせいにしてしまいがちです。
でも、運動能力の土台は幼少期の体験と
育つ環境によって大きく左右されます。
逆に言えば、親の関わり方次第で
防ぐことができるのです。
■ 運動音痴をつくる3つの育ち方
① 運動経験の不足
「よく動く子」には、
実はたくさんの“動きの経験”があります。
逆に、体を動かす遊びの機会が少ないと、
動き方を学ぶチャンスを失い、
「なんとなく苦手…」と
感じてしまうことが増えていきます。
② 運動環境の変化
今の子どもたちは、外遊びや自由な運動時間が
大幅に減っています。
代わりに増えているのは、
スマホ・YouTube・ゲームなどの**“静的な遊び”**。
この影響で、バランス感覚や筋力、
空間認知力が育ちにくくなっているのです。
③ 苦手意識からの悪循環
幼稚園や学校で「できなかった」
「笑われた」経験があると、
「自分は運動が苦手」と思い込みやすくなります。
この思い込みが、さらにチャレンジを避ける原因になり、
負のループに。
■ 運動音痴は防げる!ママにできる6つのこと
1. 親子で一緒に体を動かす
遊びやお散歩など、生活の中に
“体を動かす”時間を自然に取り入れて。
2. 「できた!」をたくさん経験させる
成功体験が自信につながります。
小さな「できたね!」を見逃さずに。
3. 結果よりも努力や工夫をほめる
勝ち負けではなく、「どうやったか」
「頑張ったか」を大切に。
4. 多様な動きを体験させる
ジャンプ、くぐる、転がる…
日常にいろんな動きを散りばめましょう。
5. 劣等感を植えつけない
「できないからダメ」ではなく、
「一緒にやってみよう」の姿勢を。
6. 子どものペースを尊重する
無理に頑張らせず、楽しめることから
スタートするのがコツです。
■ お運動嫌いは“今日から変えられる”
運動神経は、生まれつきではありません。
小さな成功体験や、
親子のあそび時間の積み重ねが、
「苦手」から「楽しい!」に変えていきます。
今からでも遅くありません。
まずは今日、一緒に公園を
歩くことから始めてみませんか?