“立体視の重要性と子育てに与える影響”

立体視(Stereopsis)は、
両眼の視差(視点の違い)を利用して、
物体や空間の深さや立体的な立体感を
認識する視覚能力です。

通常、私たちの両眼は異なる位置から
同じ物体や場面を見るため、
それぞれの視点の違いから立体視が生まれます。

立体視の主な3つ役割

1. 両眼の視差:立体視は、両眼の視差に依存しています。
両眼は少しずつ異なる角度から物体を見るため、
それにより物体の位置や距離を
正確に把握することができます。

2. 脳の情報処理:脳は両眼からの視差情報を統合し、
深さや立体感を生成します。
これにより、我々は立体視を通じて物体が
前後関係にあることを感じることができます。

3. 3Dの知覚:立体視は3Dの空間を知覚するために
不可欠であり、物体の大きさ、位置、距離を
正確に理解し、物体を適切に操作したり、
物体間の関係を把握したりするのに役立ちます。

立体視ができることにより、
日常生活での様々な活動が容易になり、
脳の発達向上します。立体視の発達が不十分な場合、
空間認識や日常生活のさまざまな側面に
影響を及ぼす可能性があります。

幼児期から小学生の段階で立体視ができない

1. 手書きや工作の難しさ:
立体視が不十分な場合、
細かい作業や工作の際に、
物体の位置や大きさを正確に
把握することが難しくなります。
例えば、絵を描いたり、工作物を組み立てたりする際に
問題が生じる可能性があります。

2. ボール遊びや運動における困難:
ボール遊びや体育の授業で、
ボールの軌道や速度を正確に
予測することが難しくなります。
これが運動神経に関連していきます

3. 読書や文字の認識の困難:
立体視は文字や数字の位置を
正確に把握するのに役立ちます。
立体視が不十分な場合、
読書や書字の際に文字がぼやけて見えたり、
行間のスペースを適切に判断できなかったりするかもしれません。
これが読字や文章理解に影響を及ぼすことがあります。

立体視の発達がうまくできてない場合、
これらの具体的な学習面や生活面の問題が発生する可能性があります。

そのため、教室ではカラダを動かして
立体視も鍛えられるトレーニングを
しています。

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