小学校受験の「体操考査(運動考査)」は、
ただ運動が得意かを測るテストではありません
先生の指示を理解して動く力、姿勢を保つ力、協調性、
そして表情や取り組む姿勢まで含めた「人としての基礎力」を見られます。
🧭 体操考査で見られる5つの力
評価観点 | 内容 |
---|---|
① 指示理解 | 先生の言葉を正確に聞いて動けるか |
② 模倣力 | お手本を見てすぐに真似できるか |
③ バランス感覚 | 転ばずに体をコントロールできるか |
④ 社会性 | 並ぶ・待つ・協力する姿勢があるか |
⑤ 表現力 | のびのびと動き、表情に明るさがあるか |
「できる・できない」よりも、「どんな姿勢で取り組むか」が大切です。
★ 家庭でできるサポートと練習方法
① 指示理解・集中力を育てる
・「手を叩いてから、ジャンプ!」のように二段階の指示を出す
・「先生のお話を聞く顔」を鏡でチェック(姿勢・目線・口の閉じ方)
② 模倣体操の準備
・親がリーダーになり「ウサギジャンプ」「木のポーズ」などをまねっこ
・音楽に合わせてテンポを変えることで、拍感と集中を育てる
③ 体幹とバランスを整える
・片足立ちチャレンジ(10秒×3回)
→ 目を開けて→閉じて の順で難易度を上げる
・クッション渡り、枕バランスで体幹と空間認知を育てる
・雑巾がけで前傾姿勢・腕力・両眼協調を鍛える
④ 「できた!」を増やす声かけ
×「もっと上手に!」
○「今の頑張り方がよかったね!」
結果ではなく、努力や聞く姿勢を褒めることで「自己効力感(やればできる感)」が育ちます。
失敗しても安心できる環境が、自信とチャレンジ精神につながります。
★ 親の3つの心得
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見守り7割・声かけ3割
考える時間を奪わない。 -
毎日同じ時間・同じ流れで
体操時間を日課にすることで集中が安定。 -
本番同様の服装・靴で練習
環境慣れが当日の安心につながる。★ 模擬考査型のレッスンで仕上げを
家庭練習と合わせて、模擬考査型の個別レッスンで本番慣れをしておくと安心です。
完全個別で一人ひとりのペースに合わせた指導を行っています。
家庭でのサポートは「教える」ではなく「観察」。
動きを通して「考える・聞く・表現する」力を育てることが、合格への最短ルートです。