新学期に「行きたくない」と言う子ども…親としてどうしたらいい?

新学期になり、一週間が終わりました。

「朝になると『行きたくない!』と泣き出す」
「玄関で動かなくなる」
「習い事の準備をすると嫌になる」

新学期や環境の変化のタイミングで、こんなお子さんの姿を見て困ったことはありませんか?
親としては「無理に行かせていいのか」「休ませた方がいいのか」と迷いますよね。

実は、子どもの行き渋りには理由があり、その関わり方によっては“成長のチャンス”になることがあります。


行き渋りのよくある理由

子どもが「行きたくない」と言うとき、その背景にはこんな気持ちがあります。

・先生に注意されてイヤな思いをした
・課題が難しくて「できない自分」に落ち込んだ
・厳しい言葉に気持ちが折れてしまった

こうした体験が積み重なると、自信をなくし「行きたくない」という言葉につながります。


教室長としての本音

私は体育大学出身で、時に厳しい言葉を使ってしまうことがあります。
正直に言えば「今の時代には合わない」と思われる場面もあり、私自身も反省することがあります。

ただ、それは子どもを追い詰めたいからではありません。
「甘えてできない」で終わらせず、「挑戦してできた」という経験を積んでほしいからです。

実際に、泣きながら課題に取り組んだ子が最後に笑顔で「できた!」と報告してくれた姿を何度も見てきました。
その瞬間こそ、子どもにとって大きな自信につながります。


家庭や学校とは違う立場でのサポート

私たちは、親や学校の先生とは違う立場で子どもと向き合っています。
だからこそ「もう一つの視点」でサポートできることがあります。

・泣いて止まる子には「泣いてもいい。でも泣きながら一歩進もう」と声をかける
・すぐ諦める子には「できた部分を一緒に見つけて小さな成功体験を重ねる」
・ふざけてしまう子には「遊びの力をうまく課題に取り入れる」

子どもの特性に合わせて関わることで、「行き渋り」をただのイヤイヤではなく「成長のきっかけ」に変えることができます。


親御さんにできるサポート

子どもが「行きたくない」と言ったとき、親御さんも迷いますよね。
大切なのは「無理に行かせる」か「やめさせる」かの二択ではありません。

・一緒に準備をして“行けるきっかけ”を作る
・「今日も一歩がんばろうね」と声をかける
・小さな挑戦を喜んであげる

ほんの少し背中を押してもらえれば、子どもは思った以上の力を発揮します。


行き渋りは「成長のチャンス」

新学期や習い事での行き渋りは「壁」ではなく「成長のチャンス」です。
泣いても、失敗しても、その経験を一緒に乗り越えることが子どもの未来を支えます。

お子さんが「行きたくない」と言ったとき、どう対応するか――。
その瞬間こそ、親と子が一緒に成長できる大切なチャンスかもしれません。

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