「遊びが心を育てる」──プレイセラピーの考え方と運動あそびでできること

小さな子どもにとって、
「話す」よりも先にあるのは、
“感じる”と“動く”です。

泣く、笑う、ぶつける、繰り返す──
そのすべてが、
子どもなりの心の表現です。

フィジカルパークでは、
特に未就園児のお子さんに対して、
プレイセラピーの考え方を基にした
運動あそびの支援
を行っています。

“遊び”に見えても、目的は明確です。
一人ひとりの発達段階に合わせて、
「心」「体」「脳」をつなげることを狙っています。


1.プレイセラピーは“遊び”ではありません

プレイセラピー(遊戯療法)は、
子どもの“遊び”を通して心の状態を理解し、
安心感と自己調整力を育てる支援法です。

けれど私たちは「ただ遊ばせる」ことを
目的にしていません。

一つひとつの動きや選択には、
発達段階に沿った意図があります。

  • 触覚・平衡感覚を使うことで、
     感情を安定させる。

  • 手足を同時に動かすことで、
     脳の協応を促す。

  • 選ぶ・待つ・再挑戦することで、
     自己コントロールを学ぶ。

それが「遊びながら整える」時間です。


2.子どもの行動の裏には意味があります

未就園児の時期は、
まだ言葉で気持ちを説明できません。

だからこそ、行動そのものがメッセージです。

・同じ遊具を何度も使う
 → 安心を確かめている
・物を投げる
 → 自分の力を試している
・急に泣き出す
 → 感情の整理が追いつかない

私たちは、行動を止めるのではなく、
「どう感じているのか」を観察し、
必要な感覚・動きを支援に変えます。


3.体を通して心を整える

未就園児のレッスンでは、
運動そのものが“心の表現”になります。

たとえば──

・平均台でバランスを取る
 → 不安に向き合う練習
・トンネルをくぐる
 → 視覚と体の協応を促す
・ボールを追う
 → 集中力と自己調整力の育成

これらの活動を通して、
「できた」「もう一回!」という
小さな成功体験を積み重ねていきます。

この“成功体験”が、
子どもの自信と安心感を育てます。


4.保護者の方へ伝えたいこと

レッスン中は、あえて自由度の高い
「選べる活動」を多く設けています。

それは、子どもが“自分のペースで挑戦”する
練習の場だからです。

外から見ると“遊び”のように見えても、
実際には発達理論に基づいた支援です。

私たちはその中で、
一人ひとりの感情・感覚・行動
丁寧に観察し、
成長の土台を整えています。


5.体験レッスンでできること

フィジパの体験レッスンでは、
未就園児の発達を多角的に評価します。

・視機能・原始反射のチェック
・感情と運動のつながりの確認
・親子でできる家庭アドバイス

一人ひとりの“今”を見つめて、
心と体のバランスを取り戻す。

それが私たちの支援の目的です。


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「落ち着かない」「こだわりが強い」
そんなサインが出ているお子さんへ。

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