こんにちは。
今日はラインでご質問があった内容を
一部ご紹介して、
回答していきます!
Q
「リラックスする、とダラダラする」は親の捉え方の問題で
子どもたちがダラダラするのはリラックスしていることなのでしょうか?
という内容です!
まず「リラックス」といいう表現は実はとても漠然としている表現です。
上のイラストは、「リラックスして本を読む」という角度で
探したイラストですが、
どうでしょうか。
次に女性です。
こちらは実写ですが、やはり同じくリラックスしているという表現にもなりますね。
こちらはどうでしょうか。
成人女性のリラックスしている後ろ姿です。
どの写真も、これをみて「リラックスしているように見える」し
状況や見た方の感情によっては
「なにダラダラしているの!」と言われてしまう
現状があるかもしれませんね。
では、ここからは「見え方」と「事実は違う」という話です。
脳波測定をしていくと、可視化していきますから、
行動がそう見えても、実際は違いますね!というところまでわかってしまいます。
たとえ「リラックス」しているように見えても、
実は「リラックス」していないこともあります。
横になって、何もしていないように見えても
「何か一生懸命考えている」場面もあるでしょう。
逆に「ダラダラする」というのも同じです。
人の常識は、一つの角度から断定してしまうと
誤った判断になることも出てきます。
ふざけているように見えても「単語を覚えている」ということもあったり
行動をみていると適当に見えても「一生懸命からおきたゆえの行動」であったり。
内部まではよく分からないこともありますね。
「脳波」を見ていくと外部の印象と内部が全然違うこともあるのです。
ここにご質問があったのは
「親御さんの捉え方」でとありますが、
その質問者の方がお感じになられているように
どの場面で、そしてどの状況によっても見え方がかわりますね。
話が少し逸れるようですが、
「あああ~明日から学校だ」と、いう緊張から
「ダラダラしている」ような行動をすることが
人間の脳の特性では心理学的にはあるのです!
これは、人間の脳の防衛本能から生まれています。
「セルフ・ハンディキャッピング(自我防衛機制)」といって
自分が不安であったりするけれど、
それを成功から遠のけるような行動をすることにより
起こす行動です。
他人からは「ダラダラしている」という評価になりますが
本人はリラックスどころか緊張や不安でいっぱいでその現象が起きている場合もあります。
人の心はなかなか複雑なんですね。
逆に、私は、なにか考えても思いつけない時など、
ちょっと「ひらめき脳」にするために
「なにもしない」という選択を取る事があります。
目的があるのですが、
ハンモックにゆらゆら揺れたり、
ソファーでだらっとすることもあります。
リラックスがないところではひらめきも生まれないからです。
質問者の方がお感じになられているように、
捉え方により、見え方が全然変ってきますね。
人の行動から判断するというのは、
そういう意味でとても困難ですね。
事実と違う部分は、たくさんあります。
私もセッションのときは、たくさん観察しています。
潜在的に「不安」と感じていても、
意識レベルでそう感じていないケースもたくさんあります。
ちなみに「脳波」の角度から見ていくと、
仕事が良くできるような集中できている状態や
ひらめきが起きた脳は
「α波というリラックス」の脳波が活発になります。
ここに「意識」が加わると
これが集中している事なんだと自覚することになるので、
その感覚を覚えると、集中ができる感覚をより早く
習得出来ることになります。
ただ、ぼーっとしているのと
活動的にリラックスしている脳は似ています。
ぼーっとしているところに、
目的を持って行動できるようになれば、
そのぼーっとしてる脳が覚醒し、意識的に行動していけるので、
その意識付けなどがトレーニングであったりします。
楽しく夢中で取組む時もその脳波になっています。
講師が「いまどういう目的!?」と聞くのもそのためですが
聞くことによりその集中が途切れることもあるので、
小さいお子さんや、
目標をしっかり持ってトレーニングをしているお子さん以外の場合は、
その子の特性をしっかり見極めます。
声かけのタイミングのときに
あえて声かけをしない選択を持っているわけです。
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「ダラダラ」から「リラックス」にするためには。
周囲の捉え方によっても違ってきますが
まずはご家庭であれば、「リラックス=ダラダラ」であると
考えていても良いと思います。
子どもの場合は、
「目的意識」を促すことで、
そのリラックスの波動が消えることがあります。
子どもはそもそも、脳波の周波数が低いと医学の中でも言われています。
脳波が大人のような脳波になるのは14歳くらいからと言われています。
大人でいうと、ちょっとぼーっとしているような脳波が普通なんですね。
それを無理矢理、大人のほうに引っ張っていく必要はありません!
クイズなどで意外と子どもさんのほうが
ひらめきがあったりするのは
ヒラメキ脳(α波)機能が元々備わっていて
高いからなのかもしれません。
脳科学者:茂木健一郎さんがこんなことをおっしゃっていました。
「夏休みは本当は、子どもたちの脳にとっては
ダラダラと何もしないのが 子どもにとって一番!」
と。
これは、リラックスが出来る脳の土台を作っているからなんですね。
あああ~。まだやることがあるのに・・・
そう思うと、「ダラダラして見える」という感じ方をしてしまう
という親御さんもいらっしゃることでしょう。
そんなときは、子どもさん自身が「その状況に気づく」意識を
持てるように、ちょっとずつアプローチするのがコツです♪
そのためには、その受け皿がその子にあるか。
その伝えるタイミングが間違っていないかを見直して見ましょう。
ダラダラ=リラックス そんな状況だとしたら、
リラックスしているときに、なにか指摘されたら
お母さんも嫌ですよね?
きっとお母さんはそう言われない状況の時に、
ダラダラとするはずです。
でも、子どもは違います!
言われることとか想定しないでいますからね。
「またそんなにダラダラして!!」と言ってしまったりすると、
リラックスしているのに、ダラダラしたという経験値を覚えてしまうことになります。
反抗期や思春期に成長してくると、
自宅の居心地が悪かったり
嫌いになる子もそういう傾向にあります。
上手に言葉をかける方法もありますが、
あまり焦らずに、
「つかれたのかな?」
「リラックスしているのかな?」
など、温かい視点で見ていただける事も、親御さんの役目となりますね。
ダラダラとしていると見えたら
かわいい子犬や猫ちゃんたちが
ゆっくりリラックスをしている姿と想像して、
こちらもリラックスモードになるのも一つの方法です!
捉え方と、その方法は、お母様の性格やお子さんの特性で
よいアイディアがたくさん生まれていくので、
是非オリジナルの方法を生み出してみて下さいね。
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